縁起の良い喜寿のお祝い

『喜寿』とは?
世界でも冠たる長寿国となった日本。長寿の実感がわいてくるのは「喜寿」だと感じる人が最近は多いそうです。ほんの数百年前まで「人生五十年」と言われていたことを考えるとまさに隔世の感ですね。その「喜寿」を祝う習慣が始まったのは室町時代と言われています。喜寿の前の還暦や古希の祝いは中国から伝わってきたものですが、長寿を祝うという習慣が定着する中、「喜寿」を祝う習慣も発生したようです。なお、喜寿以降の長寿祝いは日本で独自に生まれたものだと考えられています。
喜寿はおめでたい『ラッキー7のお祝い』
喜寿は77歳のお祝いです。日本で昔から縁起の良い数字とされてきたのは末広がりの「八」。それに対し、喜寿は「7」が肝心となる長寿祝いです。現代人にとって縁起の良いイメージのする年齢かもしれませんね。なにしろ「ラッキー7」がダブルになっているのですから。ただ、「喜」の字を草書で書くとという喜寿祝いの正式ないわれを外国の方に説明するにはちょっと苦労するかもしれません。というのも、「喜」の字を草書にすれば「七」の字は3つ。777歳などという年齢は、少なくとも人間ではありえませんから、「もう一つの7はどこへ行ったんだ~」ということになりかねません。しかし、「ラッキー7がダブル」と言えば即座に理解されるでしょうし、心情的にも納得、賛成してもらえそうです。しかも「7」という数字は多くの外国人の方にとって「区切り」としても理解してもらいやすい数字。なにしろ、「1週間=7日」というのは、旧約聖書から生まれた定義。神が天地を創造した際に要した日数でもあり、聖なる数字でもあります。それだけではなく、たとえば音階は「ド」から「シ」まで7つ、虹は七色、また、歴史に残る偉大な数学者・ピタゴラスは、完全数である3と世界数4を足した7の数字を「宇宙の数字」と定義付けている…などなど、いわゆる“西洋文明”において 「7」は、非常に意味を持つ数字。そう考えれば、喜寿祝いはいつか、国際的な長寿祝いになる日が来るかもしれませんね。